白昼の稲妻(役代わり東京公演版)
三月も末になりました。誕生月の足裏マッサージ20%offの期間もあとわずか、焦って行ってきました。宝塚オンデマンド、一ヶ月あればゆっくり見られると思っていたのに、もう月末…(アセアセ)
大急ぎで見た役代わり東京公演版(ランブルーズ=安蘭けい)、取り敢えず流して見ただけ、両方比べて見た訳でもないので、DVDで見た大劇場版(ランブルーズ=水夏希)と大きく違う印象はありません。
安蘭のランブエーズ、エル・アルコン鷹のティリアンの悪のヒーローぶりから、もっと憎々しいランブルーズかと思っていたのですが、抑えめの演技、これは演出の支持なのでしょう。ランブルーズは、表の顔は大物公爵で、影の姿が悪なのですら、悪役ぶりが表面に出てしまっては小物になってしまうので、抑えめな演出は理にかなっています。なかなか重々しい大物ぶりです。
ランブルーズ公爵は、「越後屋、おぬしも悪よの」という悪代官という役回りで、美郷真也のヴェルネが越後屋。時代劇でも悪役の中で表面だって動くのは越後屋、という定石通り、ヴェルネは出番も多く、これからは資本家の時代などと歌っています。(美郷の歌声はいつ聞いても気持ちの良いヴェルベットボイスです。)
対してランブルーズは大物貴族なので、最初の場面の娘役との踊り、伯爵夫人ギャランティーヌ・貴柳みどりとの場面、ヴェルネとの場面、ベラとの場面、劇中劇のオセロの部分など、ちょっと見せ場不足な感じです。年齢設定も、ヴィビアンヌ・花總まりの父親のライバルということですから、箙かおるのような専科の方が演じる方が自然な感じがします。
ランブルーズは二番手としてはちょっと損な役ですが、水夏希に悪役を経験させて演技の幅を拡げる、安蘭との役代わりで90周年の話題作りという感じなのでしょうか。(今回急いで見た、JURIのどんだけGOGO5の中で、水自身が印象的な役としてランブルーズを上げていました。また、スカイ・ステージ・トークの中でも、ずっと悩んでいた「地に足をつけて、舞台の存在感」といったものをランブルーズの時に掴んだと話していました。ランブルーズは水夏希にとって転機になった作品のようです。)
この公演は和央ようか・初風緑・美郷真也と同期が揃った公演で、この3人のための公演のと言ってもいいようなもの、それぞれがいい味を出しています。美郷は前述の通り。和央はこんな恋人が欲しいよねと思わせる優しく頼りになるアルベールと、狂気のオセロ(殺されるならこんな人に?)の2パターンが楽しめます。初風も、笑顔が可愛いハイテンションなお坊ちゃん貴族のオーギュースト(素顔の初風に近い?)と、ぞくっとする冷たい美貌のイヤーゴ(この人の悪役の時の表情好きだわぁ、普段は優しい笑顔の表情に隠されているのだけど、本当に冷たい美貌という感じがします。)の2パターンが楽しめます。
サバティエの大和悠河、今や、「眩しい~!」(from宙・ファンタージスタ)と言わしめる自分で発光しているような宙のプリンスですが、この人のやさぐれた役もいいんですよね。サバティエがいれば、下町暮らしも悪くないかな…と
男役のことばかり書きましたが、娘役のドレス姿が十二分に堪能できるので、娘役ファンとしても満足できます。綺麗なドレスが着られるし、そこそこ歌もセリフもあるし、娘役さんにとっても「宝塚の娘役になってよかった~」と思う公演だったのではないかしら。出雲綾のカッサンドラ、肝っ玉母さん、たっぷり歌声が堪能できます。
オープニングの小公子・早霧せいな&凪七瑠海、小公女の和音美桜、早霧は雪組へ組替え、凪七は月でエリザ、和音は既に退団と、次の宙組公演では会えないのですね。ちょっと寂しいです。(日本物ショーはパスと思っていた私でしたが、宝塚ファンサイトの情報によれば、風の錦絵は結構ショウゲキの日本物ショーということなので、俄然行く気になりました。雪組・早霧が楽しみです。勿論、水・ゾロ、カッコイイでしょうね、楽しみです。)


最近のコメント